児童相談所 一時保護解除 最短攻略法

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娘が児童相談所に一時保護されました。

幸せに過ごしていた父娘が突然引き離されました。

事前連絡は全くなく、学校で連れ去られました。

児童相談所は職権一時保護という独断で実行できる権限があり、親の同意を取らずに連れ去ることができます。

どのように児童相談所に対応すれば良いのか調べまくりました。

私の目的は最短日数で娘を取り戻すことです。

自分の情報整理として、また、私と同じような状況で児童相談所に一時保護されてしまった方が一日でも早くお子さんを取り戻せるように攻略法をまとめました。

児童相談所に相談したいと考えている方

児童相談所に相談しようと思っている方、ちょっと待ってください。

まず児童相談所についてよく調べてみてください。児童相談所は「一時保護」という非常に強力な権限を持っている組織です。児童相談所が必要だと考えれば独断で一時保護することができてしまいます。

あなたは子供を一時保護して欲しいのですか?

そうでないのであれば児童相談所には相談するべきではありません!

子育てについて悩んでいるのであれば相談する先は「子ども家庭センター」(自治体によって組織の名称は異なります。)です。以下のPDFをご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/11907000/001127396.pdf

あなたが未成年者で、一時保護されたいと考えているなら児童相談所に相談しましょう。

ただし、一時保護所に入ったら簡単には出られなくなります。よく調べて、覚悟を持って相談に行きましょう。

児童相談所に子供を一時保護されてしまった方

冷静になりましょう。

児童相談所の担当職員はあなたが感情をコントロールできる人なのかどうかを観察しています。

面談の際に怒鳴ってしまったら、あなたは怒鳴るような人だと記録されます。家でも怒鳴るような人だと推測されます。怒鳴ることは心理的虐待になります。今後も虐待が行われる可能性が高いとして一時保護の解除が遅れる原因となります。

悲しくても泣き崩れるようなことは避け、涙を流しつつもできる限り冷静に話を続けましょう。

全ての面談は録音しましょう。

予備のスマホ等があれば録音状態にしてバッグに隠しておきましょう。なければボイスレコーダーを即座に買いましょう。

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児童相談所の職員はあなたから虐待に関するキーワードを引き出そうとします。

虐待の定義の紙を見せ、思い当たることはないかと聞いてきます。

  • 身体的虐待:叩く、殴る、蹴る、激しく揺さぶる など
  • 性的虐待:子供への性的行為、性器や性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる など
  • ネグレクト:適切な衣食住の世話をせず放置する、家に閉じ込める、車の中に放置する など
  • 心理的虐待:無視、拒否的な態度、怒鳴る、兄弟間での差別的扱い、目の前で夫婦喧嘩をする など

何も思い当たらない家庭は少ないでしょう。

できるだけ当たり障りのないように正直に話すのが無難だと思います。

子供に宿題をやるように言ったけど聞かないので「もういい!」と言ってしまった。これだけで拒否的な態度です。こういったどの家庭でもありそうなことを伝える程度が良いでしょう。

しかし、拡大解釈されてしまったり、歪曲されて記録を残されてしまうリスクがあります。

その時に録音データが必要となります。

面談だけでなく、電話も録音しましょう。

行政不服審査

一時保護決定通知書を渡されて「不服であれば申し立てすることができます」と説明を受けるはずです。

申し立てをしても一時保護が取り消されることはありません。

虐待の疑いがあれば児童相談所は一時保護をする権限を持っています。

虐待の疑いが全くないと証明できる家庭はないでしょう。即ち、児童相談所は全ての家庭に対して一時保護の権限を実行することが許されているのです。

現行法では一時保護を取り消すことは現実的ではありません。諦めるべきです。

しかも審査には長い時間がかかり、多くの手間がかかるでしょう。半年くらいかかることが多いようです。

それよりも子供を一日でも早く取り返すために児童相談所に協力する方が子供は早く帰ってきます。

弁護士の必要性

一時保護されたことで児童相談所や一時保護について調べると、行政不服審査とか28条審判とか33条審判とか難しい単語が出てきます。

弁護士に相談したらよいのではないかと考えることもあるでしょう。

罪を問われていたら弁護士が守ってくれます。しかし、一時保護は誰も罪に問われていません。児童相談所は虐待の疑いがあれば一時保護できる権限を持っているので児童相談所に罪を問うこともできません。

そのため、一時保護されただけでは弁護士はあまり役に立たない可能性が高いです。一時保護について詳しくない弁護士に担当された場合は、面談の場を無駄に引っ掻き回されてしまうリスクもあります。担当職員に悪い印象を持たれてしまうリスクもあります。

運良く一時保護に詳しい弁護士を見つけられれば役に立つかもしれませんが可能性は低いでしょう。

高い費用とあなたの時間をかけてまで依頼する必要性が本当にあるのかどうかよく考えて検討しましょう。

また、面談に弁護士を参加させるとなると日程調整も困難になります。児童相談所から次の面談の日程調整依頼が来た時に即答できなくなり、結果として面談の時間が遅くなることが多いでしょう。日程調整のためのあなたの時間も奪われます。

担当職員への質問

電話や面談で担当職員に質問する機会があります。

いつ一時保護が解除されるのか聞いても答えられません。

それに対して「なぜ答えられないのですか?」などと問い詰めても意味がありません。むやみに担当職員の時間を奪い、心証を悪くするだけです。

できる限り担当職員の心証を良くするような質問をしましょう。

担当職員は親に返しても安心安全だと上司に説明しなければなりません。親の人柄をチェックしています。

質問内容が子供を気遣うようなものばかりであれば、この親は子供のことをとてもよく考えている、返しても安全だと説明しやすくなります。

具体的には子供が一時保護所内で安心安全に過ごせているかを確認するような質問をしましょう。

「ご飯は食べられていますか?」「しっかり眠れていますか?」「楽しそうにしてますか?」など、子供の気持ちを気遣うような質問をしましょう。

面会の希望

一時保護中でも面会は可能ですが、初期は制限されることもあります。

児童相談所は面会を制限する権限も持っています。

あまり必死にならず、ここでも冷静に面会の希望を伝えるだけに留めましょう。

「子供は不安になってないですか?子供の安心のために、できれば早めに面会をお願いいたします。」

などと伝えると子供の気持ちを気遣いつつ面会の希望を伝えられて良いです。

虐待の指摘の対策

素直に受け入れましょう。

反論しても虐待がないことの証明はほぼ不可能です。子供の証言や診察を証拠にしています。その証言や診察が例え嘘であっても嘘であることの証明はできません。

受け入れて反省し、今後問題が起こらないように改善努力する姿勢を見せましょう。

録音データを元に反省文と改善策を作成し、児童相談所にメールしましょう。

メールは児童相談所全体で一つですが担当職員宛に書けば読んでもらえるはずです。

もしもメールが受け入れられなければFAXで送りましょう。

担当職員が子供を親に返しても大丈夫だと上司に説明して会議で承認されれば子供は帰ってきます。

上司に説明する材料を用意してあげるのが最短で攻略するためには重要です。

次の面談では反省文と改善策を印刷して持っていき、担当職員とすり合わせし、更に納得させやすくするためにはどうしたら良いか担当職員から情報を引き出しましょう。

家庭環境の確認対策

担当職員が家の状態を確認するために訪問してくる場合があります。

養育に不適切な環境だと思われないようにしておきましょう。

ミニマリストのような部屋にまでする必要はありません。

  • 適度に生活臭がある
  • 不潔ではない
  • 子供が食事できる環境がある
  • 子供が学習する場所がある
  • 子供が遊ぶ場所がある

床の掃除機掛けをする程度で良いでしょう。汚すぎる状態でなければ良いです。

一時保護の延長を求められた場合

一時保護は原則2か月までと定められています。ただし、「原則」なので延長できます。

延長が必要な場合は親に同意を求めてきます。

同意しなくても家庭裁判所に承認を求め、延長できます。

33条審判というものです。

判決が出るまでには時間がかかり、その間も一時保護は継続します。

保護解除に向けた動きが止まってしまうリスクもあります。

素直に同意した方が子供は早く帰ってくる可能性が高いでしょう。

同意しないと担当者の心証が悪くなる可能性が高くなるリスクもあります。

児童養護施設行きの同意を求められた場合

児童養護施設行きの同意を拒否すると児童相談所は家庭裁判所に承認を求めます。

28条審判というものです。

数か月かかります。

その間、子供は一時保護所で過ごします。

同意を拒否しても子供が帰ってくるわけではありません。

一時保護所と児童養護施設なら児童養護施設の方が子供のためには良いです。

一時保護所は学校に行けず、面会も簡単にはできません。

児童養護施設であれば学校に通えるようになり、面会も容易になります。

また、児童養護施設よりも里親であれば更に面会が容易になります。子供は習い事などにも行けるようになります。

同意を受け入れて、里親に行けるように希望を伝えるのが良いでしょう。

児童養護施設や里親に行っても子供を親に返せるかどうかの話し合いは児童相談所と継続できます。

児童相談所との面談を繰り返し、どうすれば良いのか改善策を考えましょう。

おわりに

これらの情報はYouTubeの動画を見たりWebで検索したり書籍を読んで手に入れた情報を元にベストと思われる攻略法をまとめたものです。

一時保護解除RTA(Real Time Attack)攻略法です。最短日数で子供を取り戻すことを目標にまとめました。

児童相談所のことをより詳しく知りたい方は検索して調べてください。

特に重要なリソースは以下の厚生労働省のサイトにあるページと2つのPDFファイルです。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv21/01.html

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv21/dl/01.pdf

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv21/dl/02.pdf

児童相談所側が家庭復帰できる判断するためのチェックリストをできる限り「はい」の方向に持っていけるように改善策を考えましょう。

ただし、このチェックリストを知っていることを悟られないように振る舞うのが無難です。

ご丁寧にチェックリストの記載通りに「親族から必要なときに援助が得られます!」などと言っては不自然です。

書籍は以下のものがおすすめです。

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